加工の依頼があれば直ちに加工内容が受注端末に入力され、加工指図情報としてデータベースに格納される。レピート受注の場合は過去の受注情報が検索されて、加工内容、染色処方等が自動設定される。オンライン交信を行っているユーザーはその情報が自動的に取り込まれる。

予め入力格納してある、ユーザーからの出荷指図情報に基づき、仕上がり状況と検査結果を照合して、合格したもののみが出荷現場に対して出荷指示され、現場でハンディバーコードリーダーによって反物のバーコードを読み取ったものから出荷明細伝票が印刷される。

受注素材比率グラフや、加工反数比率グラフから現在不足している受注内容や、染色機台の空き具合などの分析を行い、日々の営業活動に役立てている。

リアルタイムで全工程の負荷を計算し、各工程に対する負荷を表示。明細を確認することもできる。

生産予定に載った受注は各生産部署のコンピュータ端末に進行別に色分けされたモニター画面に掲示される。
モニタ画面では、計画の調整、進行確定などの操作ができる。またモニタは染色機と連動されており、終了したロットは自動更新される。

各工程に加工品が流れてくると、着手のバーコードを読ませ、作業完了したものは完了のバーコードを読ませる。もし、作業中に不良反があれば、ただちに再加工指示のバーコードを読ませ、再加工の指示ができる。進捗画面では通過工程と通過した日時、担当者などが確認できる。

各オーダーに対する加工情報、進捗情報、生機情報、出荷情報を表示する。
またレサイプ情報、縮率結果、試験反などの明細を集中して管理することができる。故に指図に関する情報が一方的に把握できる。

ビーカー指図を入力し登録する。
CCM、CCS、自動調合システムで管理することができる。

各オーダーに対する堅牢度情報が登録される。ここで、堅牢度が良くない加工品に対してはその時点で加工がストップされる。

リピートレサイプ情報がデータベース化されている。また新色においても試験した情報から工程パターンを作成しデータベース化して管理されている。

最終工程では、反物の検査を行う。検査した内容はコンピューターに入力され等級が自動的に判断される。検査が完了したものは売上される。

受注内容(素材・混率・色・番手・用途etc)に適した工程パターンを自動計算し、染色機台に送信されるデータまで作成される。
また、新素材などの新しい加工品に対しては、先に試験された結果データを登録することや、以前登録されているデータのメンテナンスを行うことも出来る。